「頭のいい子にする最高の育て方」の感想〜子育てノウハウがまとまった良書

どうも、くまの助です!

2人の子どものおやじやってます!

 

「子どもの育て方や教育はどうしよう?」ということで、なかば趣味的に子育て本を探しています。

そんななかで、本書、「頭のいい子にする最高の育て方」を見つけました。

 

「頭のいい子にする」

「最高の育て方」

ですと?!

本のタイトルが聞き捨てならない!ということで早速購入しました!

 

くまの助

人間頭がいいだけじゃダメ!・・・とは言え、頭がいいに越したことはないよね(笑)
ぼくのあたまはいしあたまだお!

子ぐま

 

著者のはせがわ わか氏は、京大の大学院を卒業後、大手メーカーに就職、子育てに関係しそうな研究論文を読み漁り、本当に効果がありそうな子育て法を実践。さらにはハッピーエデュという子育て支援サービスを立ち上げたというすごい方!

 

本書は、子育ての子どもとのコミュニケーションの仕方や生活環境、遊び、学習といった項目について、頭のいい子に育てるためにどうしたらよいかを、科学的な実験結果を交えつつ紹介しています。

単に経験論で「こうするべき」というのではなく、科学的な裏付けがある方法論を紹介しているのは良いですね!

 

さっそく本書の内容を見てみましょう!

 

「頭のいい子にする最高の育て方」の内容

本書では、著者が膨大な情報から編み出した子育て法の中で、且つ200人以上の親御さんが実践して効果のあった方法を厳選して紹介しているとのこと!

 

さすが、「最高の育て方」とうたっているだけのことはありますね〜。

 

その中で、ぼくが印象に残ったものをご紹介します!

 

親がラクな環境が、頭のいい子どもを育てる環境!

本書によれば、子どもの知性は「遺伝的な要素に影響するも、環境の適応性が大きい時に最大になる」ことが研究的に明らかになっているそうです。

 

また、知性を育むためにどんな環境が適しているのかは、子供のパーソナリティー(個性)によって決まるそうです。

 

このことから、

子どものパーソナリティーに適した環境に子どもをおけば、知性の発達が最大になる

ということが言えそうです。

 

では、子どものパーソナリティはどうやったら分かるのでしょうか?

そのヒントは親にあります。

 

親のパーソナリティーが子供に遺伝することが実験的にわかっています。

そうすると、「親自身が楽な環境=子供に最適な環境」である可能性が高く、従って、親自身が楽な環境を子どもに用意すれば、知性の発達が促される、というわけです!

くまの助

なるほど、親にとって楽な環境が子供の知性の発達にもいいのか〜

 

パーソナリティタイプごとの子どもとの関わり方

さらに本書には、自分のパーソナリティーを知ることができるパーソナリティ診断テストが付いています。(QRコード読み込めれば、診断テストのページにアクセスできます。)

 

ぼくもさっそくやってみたところ、こんな結果でした!

パーソナリティ診断

 

ぼくは「開放性×内向性タイプ」だそうです。

 

内向性と言うのは、外向性(行動的且つポジティブ)とは逆の性質で、冷静で物事を熟考するタイプ。

また、開放性とは、感性が豊かでいろいろ想像したり自分を表現したりすることが好きだそうです。

う〜ん、確かに当たってるかも!

 

本書では、パーソナリティ別の頭のいい子の育て方や体験談が紹介されており、自分にあった子育てのヒントを得ることができます。

パーソナリティ診断をして、自分と似たタイプの親の体験談を参考にすればOK!

 

ちなみに、内向性タイプ(冷静&熟考型)だと、子どもに考えることの楽しさを教えてあげるのが良いそうです。

パズルやクイズで遊んだり、生活の中の小さなチャレンジ(石を遠くに投げるとか積み木を高く積むとか)を考えながらやるといったことが紹介されています。

 

頭のいい子に育てるための父親の役割

本書では、子どもの知性や社会性を育むための、父親の役割を紹介しています。父親であるぼくとしては、気になりますね〜。

 

本書で紹介されている研究によれば、

  • 夫婦げんかをすると子どもの脳に悪影響を与える
  • 母親が父親を信頼しているほど、子供が問題行動起こしにくくなる
  • 子どもが父親と関わるほど認知能力や言語能力が高く、情緒的に安定する
そうです。

 

このことを考えると、パパは家庭に全力コミットするべきですね!

 

パパが家事や育児に関わることで、ママのストレスが軽減されて夫婦げんかは減るでしょうし、ママからより頼りにされるでしょう。

そして、しっかり時間をとって子どもと遊ぶようにする。そうすれば、きっと子どもの知性や社会性はぐんぐん育っていくでしょう!

くまの助

頭のいい子に育てるためには、パパががっつり育児に関わることは大事ですね!ぼくもがんばろう!

 

「頭のいい子にする最高の育て方」を読んだ感想

本書では、頭のいい子に育てるためのいろんなヒントが載っています。

その中でも、「親(自分)の楽な環境が子どもの知性の発育に良い環境(である可能性が高い)」ということを、知ることができてよかったなぁと思いました。

 

これって、親が無理をしなくても、子どもに良い環境を与えることができるってことなので、なんか気持ちが楽になりましたね。

ただ、パパとママのどっちのパーソナリティを受け継いでいるのかはわからないので、そこは子どもをちゃんと見て判断ですね。

 

本書は全体的に、単に経験論で「こうするべき」というのではなく、科学的な裏付けがある方法論を紹介しているので良いですね!

 

正直なところ、本書を読んでいると、ほかの子育て本でも見たことがあるような話が結構出てきました。

でも、これは逆に言えば、いろんな子育て本の知識を本書1冊でまとめて知ることができるという、all in one的なお得な本ですね!

 

「子どものいい育て方がまとまってる本ないかなぁ」とお探しの方には、本書をおすすめします!

なお、科学的根拠に基づいた子ども教育方法が紹介されている本として、「「学力」の経済学」という本もおすすめです!

【学力の経済学】の感想〜科学的根拠って大事という記事で感想も書いているので、こちらもあわせてどうぞ!