子どもの非認知能力を伸ばしたい!おすすめの本を紹介します

非認知能力のイメージ

最近、「非認知能力」という言葉をよく耳にしませんか?

非認知能力は、

やる気、粘り強さ、コミュニケーション能力

といった、テストでは測定できない能力を言うそうです。

 

今の世の中をうまく生き抜いていくには、表面的な頭の良さだけでなく、こういった非認知能力が大事。

親であれば当然、「子どもの非認知能力を伸ばしてあげたい」と思っているのではないでしょうか?

 

というわけで、この記事では子どもの非認知能力の伸ばし方について学べる本をご紹介します!

くまの助

子どもの教育本を読み漁っている、ぼくのおすすめですよ!

子どもの非認知能力の伸ばし方が学べる本

本のイメージ

最近では、非認知能力が子育て教育の流行りみたいになっていて、非認知能力に言及した本も多く出されるようになっています。

その中で、僕が読んでみて「これはいい!」と思った本をご紹介します!

以下の本をご紹介します。

 

【TRICK】エスター・ウォジスキー

TRICK」は、非認知能力を伸ばすために、具体的に子どもにどう接したら良いのかが学べる良書です。

著者のエスター・ウォジスキーは、シリコンバレーで伝説的な教師として知られている人で、グーグルはじめ一流企業の人事育成も担当しています。

さらに、彼女の3人の娘は、

  • 長女 →YouTubeの現CEO
  • 次女 →カリフォルニア大学医学部教授
  • 三女 →バイオベンチャー創業CEOでグーグル創業者セルゲイ・ブリンと結婚

と、いずれも社会的な成功をおさめています。

本書のタイトルになっているTRICKとは、

TRUST、RESPECT、INDEPENDENCE、COLLABORATION、KINDNESS

の頭文字を取ったもので、子どもへの接し方の基本姿勢を表しています。

こういった基本姿勢を具体的にどのように実践するのかが、著者の長年の教育経験から超豊富なエピソードとともに書かれています。

子どもの非認知能力を伸ばしたい親御さんにぜひ読んでほしい本です!

やり抜く力 GRIT(グリット)

やり抜く力 GRIT(グリット)」は、GRITの提唱者である著者が、GRITの重要性や伸ばし方について書いた本です。

 

GRIT(やり抜く力)は非認知能力の1つとして非常に注目されています。

グリットを構成する要素としては、「情熱」と「粘り強さ」の2つがあります。

こういった粘り強さや情熱は、遺伝的要素だけでなく、経験による影響も大きいということで、後天的に伸ばせる力であることが実験からわかっています。

GRITの伸ばし方には、本人の内面からのアプローチと、外部環境による外側からのアプローチがあり、本書ではそれぞれの伸ばし方について詳細が書かれています。

子どもの非認知能力を高めるための方法論として、参考になること間違いなしです!

【成功する子、失敗する子】ポールタフ

成功する子、失敗する子」では、主にアメリカの貧困層の教育支援にフォーカスして、関係者への詳細な取材を元に、非認知能力の重要性をあぶり出しています。

 

本書に登場する子どもの多くは、貧困や学校の荒廃など非常に困難な状況に置かれています。

そういった子ども達に対して、どういった教育支援が効果があったのかや、成功事例などが紹介されています。

本書の事例を通して、非認知能力の重要さやそれを鍛えるためのエッセンスを学ぶことができます。

 

また、本書の続編となる「私たちは子どもに何ができるのか」も興味深い内容ですね。

「やり抜く力」「好奇心」「自制心」といった非認知能力について、具体的にどうやって育てれば良いのかを解き明かしています。

「学力」の経済学

「学力」の経済学は、非認知能力など子育てで知っておきたい知識を科学的根拠を元に書かれた本です。

本書の3章では、「人生の成功において非認知能力がいかに重要か」が書かれています。

本書によれば、非認知能力は子どもの成功にとって非常に重要で、且つ非認知能力は鍛えて伸ばすことができるそうです。

 

さらに、本書では、

  • ゲームは子どもに悪影響を与える?
  • 教育にはいつ投資するべき?
  • 子どもをご褒美で釣ってはいけない?

といった身近な話題について、科学的根拠(エビデンス)に基づいてどうするべきかをとても丁寧に説明しています。

非認知能力を含め、子育てのやり方を幅広く知りたい方におすすめです!

お母さんの「敏感期」

お母さんの「敏感期」」は、モンテッソーリ教育の考えが学べる名著です。

実は、非認知能力とモンテッソーリ教育は非常に深い関係にあります。

モンテッソーリ教育は、子どもの自律をゴールにしているものであり、これは子どもの非認知能力を伸ばす教育であると言い換えることができます。

 

そのため、「子どもの非認知能力を伸ばすのには具体的にどうすればいいの?」と悩んでいる方は、モンテッソーリ教育の考え方が大きなヒントになります。

本書では、「敏感期」にある子どもへの関わり方や、親自身の心のあり方について書かれています。

著者の子どもに対する温かい眼差しが伝わってくるような、そんなあたたかい本ですね。

 

まとめ

というわけで、子どもの非認知能力の伸ばし方が学べる本をご紹介しました!

ご紹介した本を再掲します。

 

普段の子どもとの関わりで、子どもの非認知能力を伸ばしてあげられるよう、意識できると良いですね!

ご参考になれば幸いです!