どうも、くまの助です!
2人の子どものおやじやってます!
最近、「モンテッソーリ教育」って言葉を耳にしませんか?
将棋で有名な藤井 聡太さんも、小さい頃モンテッソーリ教育を受けていたと言うことで、とくに注目されるようになったみたいです。
くまの助
なにをやるんだろう?
子ぐま
というわけで、モンテッソーリ教育についての本を求めてアマゾンを徘徊していたところ、モンテッソーリ教育関連の本の中で評価が高かった、「お母さんの「敏感期」」を見つけ、購入しました!
著者の相良 敦子さんは、モンテッソーリ教育の第一人者!
本書は、ちょっとだけ固めな内容ではありましたが、モンテッソーリ教育の基本となる考え方や親としてとるべき姿勢がよく分かりました!
著者の子どもに対する温かい眼差しが伝わってくるような、そんなあたたかい本でしたね。
子どもの「敏感期」ってなに?
モンテッソーリ教育の重要な考え方の1つに、「敏感期」と言うものがあります
本書の記載によれば、敏感期とは
すべての生物は幼少期に、自分の将来の必要なことのために、あることへの感受性が非常に敏感になり、それを環境の中に見つけだし、強烈にかかわっていく特別の短い時期がある・・・
というものです。
つまり、敏感期にある子どもは、なにかしらにものすごい関心を示し、そのことに夢中になって取り組むわけです。
そして、何かに夢中になって取り組むことが、人間の成長に重要な役割を果たします。
モンテッソーリ教育においては、この「敏感期」に着目し、敏感期の子どもが持つ燃え上がるようなエネルギーを教育に利用しようとするものです。
しかし、敏感期の子どもの行動は、往々にして大人にとって不可解なもの・・・。
例えば、大人からしたら何でもないようなことにこだわったり、ささいなことで大泣きしたり・・・。
そんなとき大事なのが、親が敏感期という概念を知っているかどうかです。
親が敏感期のことを知っているかどうかで、
目くじらを立てて怒るのか、
子どもの成長に重要だと気付いて、見守るのか、
といったように、子どもへの対応が大きく変わります。
この大人の対応のちがいが、長い目で見ると、子どもの成長に大きな影響を与えそうです。
本書では、子どもの敏感期には、
- 秩序感の敏感期
- 感覚の敏感期
- 運動の敏感期
それぞれ具体的なエピソードがあって、なるほど〜と思わされます。
くまの助
お母さんの「敏感期」
本書では、幼い子どもを持つお母さん(親)もまた、「母親としての敏感期」にいる、といいます。
本来的には、「親の敏感期」という概念は、モンテッソーリ教育には無く、著者の造語らしいんですけどね。
でも、著者はこの言葉につよいこだわりをもっています。
子どもができたばかりの母親は、親としての感受性がもっとも敏感になっているときです。
この時期に、敏感期にいる子どもの不思議な力と向き合うことで、子どもが内に秘める力を信じることができます。
そして、その後も親としてよく生きることができるのです。
モンテッソーリ教育とは子どもの自立・自律を育てる!
本書によれば、モンテッソーリ教育とは「自律と自立を育てる教育」。
そう、モンテッソーリ教育のゴール(結果)は、子どもは「じりつ」なのです!
そのカギとなるのが「知性」です。
本書では、知性の働きについて以下のように述べられています。
「分けたり・集めたり・較べたり・合わせたり」という<数学的>働きをしながら、また、「抽象したり・因果関係をしらべたり・類推したり」という<哲学的>働きをしながら、知性は、その働きを続け、どんどん発展させていくという性質をもっています。
このように、「分けたり・集めたり・・・」を子どもは夢中になってするときがありますが、親はこのような知性の働きを妨げず、思う存分させてあげることです。
知性を働かせて何かをやることの積み重ねが、子どもの「じりつ」へとつながるのです。
まとめ
というわけで、「お母さんの「敏感期」」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ぼく自身も、息子が同じおもちゃを1時間以上飽きずにいじり回してるのを見て、不思議に思ったことがありました。
なので、本書の敏感期のエピソードを読んで、「なるほど、こういうことだったのか〜」と感じたところが多くありましたね。
子どもが夢中になって取り組んでいることを暖かく見守ってやるのが、モンテッソーリ教育の第1歩なのかなと思っています。
また、本書の後半では、年齢別に手作りおもちゃの例がのっていて、家でもモンテッソーリ教育を実践することができます!
うちでもやってみよう!