どうも、くまの助です!
2人の子どものおやじやってます!
ぼくが住んでいる東京都中央区では、年々子どもが増えていて、保育園が足りなくなっていると言われています。
うちは上の子はなんとか認可保育園に入れて、今も通っているのですが、来年下の子も保育園に入れる予定です。
くまの助
本記事では、中央区の待機児童の状況とどうすれば保育園に入りやすくなるのかを書いてみたいと思います!
本記事の内容
なんで中央区の待機児童が増えているの?
そもそも、なんで中央区で待機児童の数が増えているのでしょうか?
実は、中央区はここ20年くらいで急激に人口が増えました。中央区に移り住んだ人の多くが、30代、40代の働き盛りの世代。そのため、中央区は30代から40代までの子育て世代の人口が多いです。
人口ピラミッドで見るとこんなかんじ。
出典:中央区人口ビジョン
上の図から明らかなように、30代、40代の数がポコンと飛び出してますね。
そんなわけで、中央区では子育て世代のボリュームが非常に大きく、そのため、新生児の数が年々増加しています。
出典:中央区子ども・子育て支援事業計画(平成29年8月見直し)
出生数は年々増えており、平成25年で1,694 人。出生率も、東京都の平均を超えて1.29です。
今後もしばらくは毎年生まれてくる新生児の数が増え続ける見込みです。
中央区で子育て世代が多いのは、ぼくも実感しているところでして、まちを歩くと、とにかく子連れを見かけますね。(そう言うぼくも、子連れだったりするのですが。。)
中央区の待機児童の現状は?
というわけで、中央区では新生児の数がガンガン増えています。
そうすると出てくるのが、保育園の問題。待機児童が急増しています。
平成27年から3年連続で待機児童数が増加しており、平成29年では324人の待機児童がいることが分かります。
そして、そのほとんどは、0歳児と1歳児です。
出典:中央区子ども・子育て支援事業計画(平成29年8月見直し)
毎年のように認可保育園が新設されたりしていますが、カバーするには至っていません。
というわけで、当分中央区では保育園に入りづらい状況が続きそうです。
どうすれば認可保育園に入りやすくなるか?
そんなわけで、中央区では待機児童が増加傾向であり、保育園に入れるのは厳しい状態です。しかし、そうは言っても、共働きの家庭はがんばって保活しなくてはいけませんよね・・・。(うちの家族含め)
ほとんどのご家庭では、まず認可保育園への入園を希望すると思います。認可保育園は国が定めた基準を満たしており、無認可保育園にくらべて毎月の保育料も低額です。
認可保育園に少しでも入りやすくする方法はないのでしょうか?
認可保育園に入れるかどうかが決まる仕組み(中央区の場合)
そもそも、認可保育園に入れるかどうかは、どうやって決まるのでしょうか?
中央区では、認可保育園入園を希望する家族に対して、「利用調整指数」というものを算出します。
基本的に、この利用調整指数が高い方から順に、認可保育園に入園できることになります。
利用調整指数は、下記の式で求められます。
利用調整指数 = 基本指数(父)+基本指数(母)+調整指数
まず、「基本指数」は以下のような基準で決まります。
出典:平成30年度保育園のごあんない P34(一部抜粋)
例えば、パパもママもフルタイムで会社に勤務している場合、
基本指数(父)+基本指数(母)= 40
になります。
さらに、家庭の事情に応じて「調整指数」が加算されます。
出典:平成30年度保育園のごあんない P35
例えば、上の子が認可保育園に通っていて、下の子も同じ保育園への入園を希望する場合は、利用調整指数に+3加点されます。
基本的には、利用調整指数40点が1番のボリュームゾーンになり、40点の中で認可保育園に入れる家庭と、入れない家庭とに別れます。
利用調整指数が同じ点数だった場合に考慮されるのが、「優先順位」です。
出典:平成30年度保育園のごあんない P35
優先順位は点数には反映されませんが、点数が同じ家庭の場合、優先順位が高い家庭の方が入園できます。
例えば、2つの家族が利用調整指数が40点で並んでいた場合に、
家族Aは、認可保育園に希望を出して6ヶ月経過しているとします。
一方、家族Bは、認可保育園に希望を出してまだ3ヶ月しか経っておらず、それ以外に、優先順位に該当するものも無いとします。
この場合は、家族Aの入園が優先されます。
なお、詳細な情報は下記のページの「平成30年度保育園のごあんない」を参照してください。
認可保育所 利用案内(中央区のホームページ)
では、このような仕組みにおいて、どのようにすれば認可保育園に入りやすくなるのでしょうか?
ぼくなりに調べた対策をご紹介します!
早めに入園希望を出す
まず一般の家庭でできることは、子どもが生まれたら出来るだけ早く入園希望を出すことです。
上で述べたように、優先順位が上がる条件のひとつとして、
10.区内の認可保育所を利用希望月から6か月以上待機している児童
があります。
さらに、6か月以上待機している場合には、より長い月数を待機している児童が優先されます。
従って、早く入園希望を出して、待機月数を稼ぐことで、優先順位を上げることができます。
無認可保育園に入園する
無認可保育園に一定期間子どもを預けて、調整指数で加点を狙うというやり方です。
調整指数において、
11.就労等(育児休暇中を除く)の理由により申込児を無認可保育施設等(認証保育所、企業主導型保育事業所を除く)
に申込締切日現在2か月以上有償(週3日以上・1日4時間以上の契約)で預けている場合
に該当する場合は、+3点加点されます。
この加点を狙うためには、0歳児の早い段階で無認可保育園(認可保育園でも認証保育園でもない)に子どもを預けて、ママは職場復帰する必要があります。
3点の加点はかなり大きいので、認可保育園に入れる確度はかなり高まるでしょう。
デメリットとしては、
無認可保育園は補助が出ないので、保育料にお金がかかること、
まだ子どもの月齢が若い状態で無認可の保育園に入れることになるので、安全の面で子どもが心配、
ということが挙げられます。
認証保育園にも入園希望を出す
これは、認可保育園に入れなかった場合の対策になりますが、認証保育園にも入園希望を出しましょう。
無認可保育園のうち、東京都が独自に定めた基準を満たしている保育園を認証保育園といいます。
認証保育園は、東京都の基準を満たしているので、無認可保育園の中では比較的信頼性があります。また、認証保育園は、区からの補助が受けられるので、普通の無認可の保育園に通わせるよりも安くすみます。
中央区では、認証保育園に子どもを通わせる場合、保育料の補助が受けられます。簡単に言うと、認証保育所に支払っている月額保育料と、認可保育園に在園した場合の月額保育料との差額が、補填されるような仕組みですね。
従って、認可保育園の入園希望を出すのと併せて、認証保育園へも別途申込をするのが一般的です。
なお、認可保育園とは異なり、認証保育園ごとに独自の基準で入園を判断しており、入園希望も認可保育園ごとに行うことになります。
多くの認証保育園では、申し込みの前に、保育園を見学することが条件になっているので、認可保育園の申請と併せて、最寄りの認証保育園の見学を進めたほうがよいです。
あと、認証保育園から認可保育園の3歳児クラス(4月入所)に転園する場合は3点加点されます。
10.就労等(育児休暇中を除く)の理由により申込児を認証保育園又は企業主導型保育事業所に預けており、
区内認可保育所への入所を希望する場合(3歳児クラスの4月入所から適用)
こちらも頭に入れておいて損はないでしょう。
まとめ
以上、中央区で待機児童が増えているという話と、認可保育園に入りやすくするためのヒントをご紹介しました。
正直、認可保育園に入るために自分でできることは限られています。でも、しっかり情報収集をしてできる限りのことをやったご家庭のほうが有利なのは間違いないです。
というわけで、
すでに中央区にお住まいで出産を予定している方!
子どもが生まれる前から情報収集したり、区の子育て支援課に相談するなど、早めに動いたほうがいいですよ!
また、中央区へのお引越しを考えている人は、保育園が入りにくくなっているという事情は頭に入れたほうが良さそうです・・・。
ご参考になれば幸いです!
なお、東京都中央区の子育て事情について、「中央区は子育てしやすい?育児中の住民がホンネを語ります!」
で書きましたので、ファミリーの方はこちらも参考にしてみてください!